Photographer
Mikiya
Takimoto
1974年愛知県生まれ。
幼少期から天体写真に魅せられ、16歳にして写真家になることを決意し上京。藤井保に師事し、技術全般を徹底的に学び23歳で独立。大自然や天体、建築、人物など、独自の世界観から撮影された写真は音楽家 坂本龍一や、映画監督 是枝裕和の目に留まり、坂本の『オペラ 1999- LIFE』のドキュメント制作、是枝作品に参加することになる。是枝が2013年カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した映画、『そして父になる』や、『海街diary』『三度目の殺人』『阿修羅のごとく』では撮影監督を担当。写真家のみならず、映像作家としての評価を決定的なものとする。音楽家、映画監督、建築家など、さまざまなアーティストとの関わりを通じて瀧本が体得した写真哲学は、近年、“光”と“祈り”に集約。写真の原点である“光”の追求、撮影姿勢の意義として到達した“祈り”は、人類の文明を超越した、宇宙との関係を問う壮大な時間軸に向かいつつある。
近年の主な展示に『CHAOS 2020』(妙満寺、京都、2020)、 『CHAOS 2023』(OGATA Paris、パリ、2023)、『丹下健三と隈研吾』展 (パリ日本文化会館、2024)、『LUMIÈRE / PRIÈRE』(ヒルサイドフォーラム、東京、2024)などがある。同時に写真集も数多く出版されている。作品はThe Metropolitan Museum of Art(New York)、東京都写真美術館(東京)等に収蔵されている。