『メトロポリタン美術館からの贈りもの | 西洋絵画の500年の時間旅行』。
美術史家 宮下規久朗の「カラヴァッジョ巡礼 | アメリカ編 後編」を掲載しました。 

2月11日、美術史家、神戸大学大学院の宮下規久朗教授による、「カラヴァッジョ巡礼 | アメリカ編 後編」を掲載しました。

前編に続き、17世紀初頭の画家、カラヴァッジョの作品を中心に、彼に影響を受けたさまざまな画家の作品の紹介を織り交ぜ、展開されるストーリー。メトロポリタン美術館が保有する《音楽家たち》が来日(「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」 国立新美術館にて2022年5月30日まで開催中)、この絵と再会したことをきっかけに語られます。

宮下教授は言います。世界中の名画を揃える世界一の美術大国アメリカ。 それなのに “西洋美術最大の巨匠、カラヴァッジョの作品がなぜアメリカには少ないのか?” 。世界各地を巡礼するようにカラヴァッジョ作品を見て回った宮下教授ならではの、魅力的なストーリー展開です。ストーリーの中では、フェルメール、エル・グレコ、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールなど、オールドマスターの作品(今回の展覧会で来日している作品を含む)にも触れられ、紹介されています。

どうぞお楽しみください。

 宮下規久朗 「カラヴァッジョ巡礼 | アメリカ編 後編」 はこちら。 (会員限定🔒記事です。)

こちらから「カラヴァッジョ巡礼アメリカ編 後編」の冒頭一部分を“ちょっと読み”することができます。

エル・グレコ(本名 ドメニコス・テオトコプーロス)
《羊飼いの礼拝》 1605-10年頃 ニューヨーク、メトロポリタン美術館
Rogers Fund, 1905 / 05.42